ビタミンが体にとっては欠くことができないものであることは今頃、誰でも
知っています。かと言ってビタミン剤を飲んだり毎日常用したりする必要があるだろうか。
ビタミンが体の中でどんな働きをするのだろうか。健康にどのような作用をするのだろうか。ビタミンについて理解すると健康の維持につながると思います。
ビタミンが体の中で不足すると、欠乏症になります。昔、長い航海をする船員がビタミンCの不足で壊血病になって体から血を流して多くの人が死にました。
脚気という病気は手足のしびれ 足のむくみ 最終的に心臓病で死ぬ病気ですが、お米を精米することでビタミンB1が不足して発生しました。
人でおこるビタミンの欠乏症がビタミンの重要性を確認しました。
人が生きていくためには、食物として糖質(炭水化物) 脂肪 蛋白質という
3大栄養素が必要でそれらは胃や腸で分解されてから腸管から吸収される。
吸収された物質は細胞の中で体を構成する大切な成分に合成される。これを
代謝と言われますが、この代謝が円滑にするには酵素が必要です。多くの
ビタミンはこの酵素の働きを正常にする物質です。
人が生きていくには、様々な代謝があってそれに関わっている酵素の種類も
多く色々なビタミンが必要となってきます。ここでは特にA C Eについていいますと
ビタミンと病気について
ビタミンAが欠乏すると皮膚や粘膜の抵抗力が弱くなって皮膚はカサカサして
ヒビやアカギレになりやすく気道の粘膜は感染しやすくなります。
ビタミンCは、壊血病を治すだけでなくコラーゲンを作るのに必要で人は皮膚
腱 軟骨 骨 歯などの繊維成分や器官の細胞をつなぎ合わせるのに使われています。
シミやソバカスの治療にも使われています。
鉄分の吸収を促進する働きもあるので鉄欠乏性貧血の治療にも使われています。
その他、免疫機能を促進したり抗菌作用や抗腫瘍作用など発がんを予防します。
ビタミンEは、抗酸化作用で老化予防の働きをします。